2015-16カテゴリーごと参加者数

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さて、前回は地域ごとの参加者数をカウントしてみましたが、今回はレースのカテゴリーごとでやってみましょう。

  • C3+4, CL2+3, CM2+3, CK1+2については適当に集計
    (例: C3+4の 1/3はC3として、2/3はC4としてカウント。小数点以下切り捨て。)
  • 全日本はC1, CL1としてカウント。

今回はエリートとマスターズをみてみましょう。

2015-16 Elite, Masters カテゴリーごと出走人数

やはり入り口であるC4の人数が圧倒的。1日2レース開催もザラですから。

マスターズはレースごとのカテゴリーの配置が地域によって異なります。

  • 東海, 関西, 四国: CM1, CM2, CM3に完全に3つのレースに分けている。
  • 湘南, 東京, 中国: CM1とCM2+3の2レース
  • その他: CM1+2+3 でまとめて1レースとして開催。
  • CM4を開催しているのは関西のみ。

実は東海と関西のマスターズカテゴリーの参加人数を合計すると4,269人で、全体の75%を占めています。カテゴリーごとだと以下のような感じ。

2015-16 CM1, CM2, CM3 出走人数と関西、東海の割合

他地域のCM1+2+3(=646人)を合計しても関西のCM1の人数には届かず。恐るべしカンクロの親父人気。しかしマスターズは地域によっての開催レース形態が異なるので比較がしづらいですね…

次にエリート。

ちなみにC3+4の形でレースを開催しているのは東北、中国と信州の一部のみ。他の地域ではC3とC4に完全にわけられています。

(↓マスターズ挟んでしまったのでさっきと同じグラフ)

2015-16 Elite, Masters カテゴリーごと出走人数

注目すべきはやはりC1の人数でしょう。華のトップカテゴリーであり、ピラミッドの頂点ということではC2, C3より人数少なくなるべきですが、C2が2,416人に対してC1は3,273人。1つの大会でC1が2レース開催されることはありませんし、C2レースが無いということもほぼ無いでしょう。ということはやはり上記の人数比がそのままレース人数になっている、ということ。

地域ごとに見てみると,,,

2015-16 地域ごとC1, C2の参加人数

シクロクロスを長く開催している信州と関西での人数逆転が目立っています。他地域でもほぼほぼ C1=C2 ぐらい。

「随分と周りの知り合いがC1になったな」と思っていましたし、オーガナイザからも「C1が少し増えすぎた」というぼやきを聞いたこともあります。

実際の所、2015-16までは出走人数によってはC2→C1へ1レースで3人が昇格する、ということもあり(*1)、逆に残留についても、多くのレースに遠征して残留チケットを3枚稼げばOK、つまり登りやすく落ちにくいルールであったためにC1の人数が増えたのだと考えられます。もちろんシクロクロスへの参加人数が増えている、というのも大きな一因。JCX や UCI レースへの出走人数を考えると、今後はより厳しい昇格・残留のルールが設定されるでしょう。C2なら2レースに分割しても良いわけだし。

他のカテゴリーは併催(C3+4とか)があるので割愛しますが、必ず開催しているであろうC1とC2の1大会あたりの平均人数をカウントしてみましょう(*2)。

2015-16 地域ごとC1, C2参加人数の1大会ごと平均

東海は全体人数が多いにしてはC1, C2が少ないかな?AJOCC 加盟が最近のため、地元に上位カテゴリーの選手が少ないのが原因でしょうか。

東北と中国は少ないですね…やはり距離的な遠征のハードルを越えてでも来たいと思わせるような魅力的なレースづくり、加えて地元での選手育成が鍵となりそうです。

しかし僕が Cyclocross を始めたときにはC1,C2の出走人数が10人ちょっと,,, ということもしょっちゅうだったように思いますが、今なら40人程度の規模のレースが冬中開催されているというのはありがたいことですね。

以上、エリートとマスターズの参加人数を見てました。

次回は女子とキッズを見てみる予定です。お楽しみに!

*1: 2016-17 シーズンからはC1への昇格人数は1人のみとなった。

*2: 大会数は1日目にC2, 2日目にC1開催、といった形のは考慮していないので人数は少なめに表示されているかも。