15-16レースいくつ出た?(1)

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>>> 追記@2017/4/9
後で気付いたのですが、本記事のデータについては「シーズン中に1回もエントリーしていない選手」はカウントされていません。よって平均値などは「アクティブな選手だけでカウントしたデータ」になっていますのでご注意下さい。
<<< 追記ここまで

「今シーズンは20ぐらい出たかな〜。流石にシーズン途中で疲れたわ。」というエリート選手のコメントを聞いたりします。竹之内君なんかはヨーロッパで週1以上のペースでレースをこなしているそうですが、ここ日本でも大会が増えてきてレースには困りません。

確かにメインに出場するシリーズ6だとして、他のシリーズ3戦を3つ、でかい大会を3つ、イベントを2つで20に届きます。しかし実際のところ、選手はどれぐらいレースに出ているもんなんでしょうね。というわけでデータ編始まり始まり〜。

まだ16−17が終わっていないので今回は15-16のデータを使用します。JCX サイトや各地域からのデータを集めて集計。それ以外のレースは含めず。

レーススケジュール

9/12から3/27までの6ヶ月間には週末が29。そのうちレースが無い週末は4つ(9月3,4週、1月1週、3月2週)なので、全国飛び回れば25レースには出られます。秩父や野辺山などは2daysなので実際にはもう少し増えます。

しかし全国行脚は無理ですので、例えば関東でマックスに出る(東北、信州もカウント)とすると秩父x2、信州、宇都宮茨城,,, と3/27の茨城まで数えていくと27レース!こんなに出られるのか。

20レースなんて余裕?

実際のレース出場数

さてそれでは実際には1シーズンでどれぐらいレース出ているのでしょう。

全部カウントするのは辛いので、Elite, CL, Masters の選手だけカウントします。カテゴリー所属は15-16シーズン最後、つまり2016/3/31で判定。ジュニア選手は C2 所属していても CJ とか走っててそのレース数など含んでいるかも、ということで。ま、カテゴリー分類はおおよそってことで。

全日本選手権や年代別、関西の第7.5戦、Exhibition も含ませました。

まずはおっちゃんクラスから。

Masters

マスターズの一番下、CM3 から行ってみましょう(※本当の一番下は CM4)。450人、出場レース数の平均は4.02。

Category Masters-3

入り口のクラスということで1回だけ、というのが多め。選手の1/3を占めます。

選手コードの頭のアルファベットでも分けてみましょう(TMP- などの番外編コードな選手除く)。といっても CCM だからといって信州住まいとは限らないのですが、1つの指標として。ちなみに昔っからシリーズを開催している KNS と CCM の選手人数が多いです。

見にくいのでレース4以上のみ。

Category Masters-3(4レース以上/選手コード記号ごと)

やっぱりというか関西多いですね(えんじ色)。関西ではシリーズ10レースぐらいまとめてエントリーの仕組みがあります。もともと安いエントリー料がさらに低く、近い安い旨いの3拍子とくれば人数がおおいのにも納得。10レース以上出ている選手は割合としては少なめ。

まだエントリー的なカテゴリーなので熱狂的な数字では無いみたい。もちろん強い選手は上のカテゴリーに行ってしまうでしょうし。

Category Masters-2(選手コード記号ごと)

つづいて CM2 は132名、出場平均はぐっと増えて7.11レース。にしても相変わらず関西多いな〜。最近大規模に開催している東海の人数が目立ってきています。

CM3 と違って「1レースしか出ない」という選手はほぼ居らず。関西シリーズ全部出る、という選手が多そうな分布ですね。

Category Masters-1(選手コード記号ごと)

前2つのグラフと比べると、やっぱりトップカテゴリーは違いますね!106名の平均9.01レース。

相変わらず KNS が目立ちますが、関西シリーズ+他地域への遠征も、ということで1シーズン10レースは当たり前。逆に6レース以下しか出ない選手は少なめ。他地域の選手でも7レースは出るぜ、というのが固まっていますね。

女子 CL

続いて女子。CL3 から順に行ってみましょう。

CL3(選手コード記号ごと)

こちらも入門クラスというわけで1回のみの選手が多め。湘南 (SHN) が多目ですね。90名、平均2.27レース。

流石に4レース以上出ている選手は少なめですが、CL3 はレース時間が短く、ハマってきたらより長く苦し楽しめる CL2 に移行するからでしょう(昇格条件ないし)。

CL2(選手コード記号ごと)

JCF ライセンス無しで走れる CL2 は 125名、平均4.14レース。依然として1回だけ〜の参加者も多いですが、関西シリーズのおかげもあって10回近く走っている選手もちらほら。やっぱり7回が多いのが不思議。

水色が目立つことから幕張、お台場の人気が伺えます。

CL1(選手コード記号ごと)

さて、Women のトップカテゴリー CL1 は母数が少なく46名ですが、その平均は9.00。さすが〜。圧巻の18レース出場は Liv の武田選手。シクロクロス専門の選手として頑張っています。

全体的な分布としても1,2回のみという選手も多少居るものの、殆どの選手が10レースほど走っています。男子と異なり CL1 は比較的昇格条件がゆるく、逆にやる気のない選手は CL1 には上がってこないので当然といえば当然。しかしグラフの形がハッキリと分かれていて面白い。

それからこれまでの他のカテゴリーと比べると KNS な選手一辺倒では無いようです。

今日はここまで

さすがに20レースはありませんでした。

下位クラスはやはり参加回数が少ない選手が大半でしたが、CM1, CL1 ともにトップカテゴリーの選手は年間7〜12ほどのレースをこなしているようです。4ヶ月で12レースとすると、3レース/月。体力的なところを考えても妥当なところかな?

さて、次回は Elite とまとめを予定しています。C1 選手はどれぐらいレースをこなしているのか、20レース以上出ている猛者は果たして本当に居るのでしょうか???

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