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2017 JCF 登録

JCF の登録方法がオンラインでできるようになりました。今までは県車連の紙手続きをしなければ通らなくて面倒だったのですが、さてどうなったんでしょうね。前とこれからを比べながら、その詳細に迫ってみましょう。

昔むかし

その前にちょっと昔話を。

ある選手がロードの全日本 TT に申込んだのですが、その申込は JCF の地域の下部組織である都道府県自転車競技連盟宛てになります。そして JCF の大会要項には「いついつまでに県車連からの申込がなされること」とあります。

県車連に申し込み、練習に励んでいましたが、1本の電話があり「JCF への申込が間に合わなかった」とのこと。え?

「なんとかなりませんか?」
「いや、本当に申しわけないが無理です。」
「うーん…」

同じことになってしまった別の選手からも激しい抗議があったようですが、無理なもんは無理で通らず。県車連と JCF って一心同体だと思っていましたが。というより、何て融通の効かないことだ。

選手はがっかりしました。

しかしそもそも県車連が出先機関になっている形がよくわからない。結局 JCF が書類まとめているんだよね?全日本に申込忘れとかどうするのだ。そもそも JCF だって県車連に申込の有無ぐらい確認したら?

こんなことが2度とあってはならない。未来の選手のためにも、頑張って要点と意見をまとめ、メールを JCF に送りました。

しかし JCF からは返答はなし。

選手はもっとガッカリしましたとさ。おしまい。

これまでの問題点

その後、選手やチームごとに JCF に直接メールを送っておいてとか Cc で確認するとか一応チェック手順が追加されましたが不完全感は拭えず。大きな組織なんだからもう少しどうにかすればいいのに、と思っていました。

大きな問題点は1つ、

「なぜ JCF が都道府県車連を経由して手続きしなければいけないのか」

でした。

手順が複数になればその分ミスが発生するし、上の昔話のように JCF が下部組織のミスについては受け付けないというのもおかしい。

もちろん歴史的な理由などあるのでしょうが、選手としてはよくわからないし面倒くさい。少なくとも時代遅れ。

そんなモヤモヤが(個人的には)10年以上前からあったわけですが、それが今回やっとこさ改善されたわけです。

New System!

というわけで新しいシステムの登場。http://jcf.or.jp/?page_id=53792。選手登録の要点を並べてみましょう。

  • オンラインで JCF 登録できるようになった。
  • 決済もオンラインで(カード or コンビニ払い)。
  • JCF レース申込もできるみたい。
  • 登録はとりあえず継続登録にのみ対応。
  • 継続の申込は2月1日12:00 〜 3月30日15:00。
  • 県車連への書類提出でも登録できる。
  • 新規・再登録は4/1〜。
  • ライセンス期間が4/1〜3/31だったのが1/1〜12-31に変更。
  • ライセンスが紙から樹脂製に。
  • 国内ライセンス持っていれば国内の国際大会(UCI レース)に出場できる。
  • ただしライセンスに顔写真がはってあること。

新システム使用量(決済手数料?)はかかるようですが、オンラインで完結するのはうれしいですね。

実際に新システムのトップページに行くと、赤文字で注意事項がびっしり…。補足しておくと文章中の「所属団体」とは都道府県車連のことです。

上の国際レースの絡みでいくと、本人の顔写真の項目が気になります。

  • 登録申込後、1時間以内にメールで写真を送ればライセンスに写真が付く。
  • 写真データは 700kb 以下の jpeg ファイルであること。
  • 2.4cm x 3.0cm のカラー写真であること。
  • ファイル名は指定どおり付けること
  • 画像サイズとか間違ってたら無効なのでよろしく。

最初と最後の項目はなんだかなあと思います。送られてきたライセンスに写真が無くて、とかどうするのだろう。システム屋的な視点としては×です。

それから JCF レースの申込状況とかはライセンス番号と電話番号を入力すると見られるという仕組み。電話番号知っていたら他人でも閲覧できてしまうようですが、どうせ出走リストなどで公開されるものだし、まあいいのか。チーム監督などが見るには便利です。

写真の画像サイズ

で、700kb で 2.4×3.0cm ってなんやねん。

手元のマシン (Mac) のプレビューというソフトでやってみると2.4×3.0cm/解像度72とするとファイルサイズは5kb。これは68×85ピクセルなので、小さい写真とはいえ粗い写真になってしまうのでは?

この辺のページによると解像度は300dpiを超えても意味ないらしいので、2.4×3.0cm/解像度300とすると283×354ピクセルでサイズは55kb。このぐらいで安心?

限界まで画質上げてみた。※多分迷惑なのでやめましょう。

700kbというサイズはよっぽど変なことしなければ超えないですな。

シクロクロスな視点

国内ライセンス(写真付き)で UCI レースにでられるようになったのは大きいですね。

大きな視点からは、今までは UCI ライセンス取得の1万円がハードルとなって躊躇する選手もいましたが、それがなくなると UCI レースに参加する人数が増えることが予想されます。若干増か大きく増えるかは読めませんが、逆に言うと当然1万円払ってでも出る!というぐらいの熱い気持ちがなければ、あっという間にラップアウトされてオシマイになりますよ、と言っておきましょう(←偉そう)。

ただし海外 UCI に出るのならば1万円の UCI ライセンスが必要です。日本人が出場しそうなところを並べてみると以下。

  • 中国 Qiansen Trophy
  • アメリカ Vegas クロス
  • 世界選手権(JCF ナショナルチーム)
  • ↑の前段階の World Cup などのレース
  • その他武者修行でのレース

それほど多くはありませんね。

さて、もう1つ。まず C1, C2, CL1, CJ については JCF ライセンス所持が義務付けられていますが、

シクロクロスのシーズン:おおよそ9月〜翌年3月
JCF ライセンス有効期限:1/1〜12/31

と、シーズンが年をまたいでます。なので12月以前に C1 に所属する選手であれば翌年のライセンスも必要となります。シクロクロス的には年度単位になっている方が都合が良かったのですが、ロード+MTB の方が断然競技人口が多いので敵いませんね。そもそも UCI ライセンスが 1/1-12/31 ですし(競技規則1.1.008)。

まあ、ライセンス義務カテゴリーの選手なら来シーズンは出ない、ということは少ないでしょう。細かいこと言わずにライセンス取りましょう(というか取らないと出られません。)

まとめ

最近になって「やっとライセンス届いたぜ。」というコメントが聞こえてきました。見切り発車という批判もありましたが、新しい仕組みの始まりなんてこんなもんでしょう。長い目で見ると大きな改善だと評価できると思います。JCF には引き続き頑張って欲しいですね。

ちなみに、われらが AJOCC ではライセンスという形はなく、AJOCC レースに参加すると自動的に選手登録されるようになっています。ライセンス料もなければライセンスカードの発行もなし。かなりゆるい形での管理となっています。選手としては選手コードさえ抑えておけばいいので手間としては楽。

で、色々考えてみると、そもそも JCF 登録=競技者登録って何様?という疑問があります。

JCF は AJOCC とは別団体のはず。俺はシクロクロス走りたいだけなんだけど、ナゼ JCF のライセンスをお金払って取得しなければいけないの?競技者登録する意味は?JCF って何やってるんだっけ?

スケールの大きな話なので長くなりそうですが次回乞うご期待〜、ということで。

15-16レースいくつ出た?(2)

前回投稿に続き、15-16 のレース出場回数を見てみましょう。今回は Elite。

>>> 追記@2017/4/9
後で気付いたのですが、本記事のデータについては「シーズン中に1回もエントリーしていない選手」はカウントされていません。よって平均値などは「アクティブな選手だけでカウントしたデータ」になっていますのでご注意下さい。
<<< 追記ここまで

当然 C1 選手はポイント稼ぐためにもレース数は多いだろうし、このところ熾烈な競争になっている C2 も残留ポイント狙って出場数は多いと予想。C3, C4 はそこまでは執着無いかな?

では行ってみましょう。

Elite

まずは入り口クラスの Category4。入門クラスとしてもっとも多い選手を抱えているカテゴリー。

Category-4

きれいなカーブになっています。1078選手、平均は3.09レース。やっぱり3回以下のちょっとだけ参加が大半。それでも10回以上でてるぜ、という選手もちらほら。

Category-4(選手コード記号ごと/出場4回〜)

選手コードの頭3文字で分類。関西が飛び抜けて、と思ったらそうでもなく。東北も全体人数に比べると沢山遠征している選手居るみたいですね。

Category-3(選手コード記号ごと)

C3+4 というレース開催の形もありますが、C4 の右肩下がりに比べて C3 は平らなグラフ。276名の平均5.73回。ちょっとしか出ない人もいれば、ガンガン遠征している選手も。12レースは不吉な数字?

関西のシリーズエントリーの効能はあまり見られません。地域ごとの選手も均等に広がっているような印象。

Category-2(選手コード記号ごと)

出ました22レースはFUKADAまじりんぐのI選手。関西シリーズ全部?+東海, 信州遠征などとがっつり。

210名、出場平均は7.12回。

C2 にもなれば1,2回のみという選手は少数派。人によって違うが少なくても3回以上、というところ。しかし C3, Masters, CL と同じく7回出場という選手が多いのが不思議。精神的にちょうどいい回数?

Category-1(選手コード記号ごと)

さて Elite トップカテゴリーの C1。264名で平均8.59レース出場。さすがの数字。

トップ選手を確認してみましょう。スワコの帝王17回、BLITZEN の息子が16回、BOMA 丸山16回、弱虫ペダル前田16回、Anchor 沢田時12回、GIANT 門田10回、Shimano 横山6回、ヨーロッパ主戦場の Toyo 竹之内は4回のみ。他の競技やってる選手はちょい少なめですが、16回ならほぼ毎週レース。

しかし C1 なら20レース選手もっといるかと思ったけど意外とこんなもんか〜(ちょっと残念)。15レース出ている選手は多いけど。

全体を眺めると、C2 と同じく少なくとも3回以上の選手が主体。地域割合としては信州が非常に目立ちます。関西ほどの大会人数の規模はありませんが、昔からシクロクロスのさかんな地域で強豪選手を多数そろえており、シリーズも年間10戦ほどを開催しています。割合としては東北多め、新しめの東海はもう少し時間がかかる?

まとめ

最後にカテゴリーごとにレース参加数の平均値を確認してみましょう。

15-16 カテゴリーごとレース出場回数平均

なんと僅差で CM1 がトップ!関西シリーズが熱狂的ですから。

個人的には CL1 が C1 より高いのが意外。C1 が、というよりも CL1 選手の方が本格的に取り組んでいる選手が割合的に多いのかな?(もしくは遠征好き。)

シーズン7レースならば1ヶ月に2回ぐらいはレースに出ていることになり、セカンドカテゴリーである C2, CM2 も元気ですね。

さて、ざっくりまとめ!

  • トップカテゴリー選手は少なくとも月に2レース
  • 入門クラスでは月に1回ぐらいのペースで出場
  • 20レース以上出た 数寄者 強者は2名のみ
  • セカンドカテゴリー以下ではなぜか7レース出場が多い(平均も7程度)

というところでした。

レースに沢山でれば良いというものではありませんが、いや、えーっと、強くなりたいならレース経験は多ければ多いのは確かですよ!

強くなる云々は置いておいても、確かに遠征は大変ですがいつもと違うコース、違ったメンバーで競うのは楽しいものです。遠征なりのイベントやトラブルもまた良し。是非いろいろなレースにチャレンジして世界を広げてみて下さい。

以上、15-16シーズンのレース出場回数でした!

コース(その2/スタート)

さて、前回の投稿でコース全体について見てみましたが、今回はスタート周りについて見てみましょう。

レース時間中で最も選手密度が高いスタート。スタートの出来がレースに大きく影響する場合もあり、スタートは全力ダッシュすべき時でもあります。

平等さを保ち、レースとしての危険を分散させるためにもスタートに関しては様々なルールが決められています。

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